債務整理

任意整理

約5年前に、消費者金融(サラ金)から50万円借りました。
毎月2万2千円の返済を続けてきましたが、いっこうに借金が減りません。
払っている金利は28〜29%くらいです。どうしたらよいでしょうか。

任意整理という方法で、借金の整理をすることをお勧めします。任意整理とは、司法書士があなたの代理人となって、貸金業者(サラ金、クレジット会社など)と交渉をして、借金を整理する方法です。

任意整理を頼んだら、債権者から、いやがらせ等を受けたりしませんか。

そのような心配は一切ありません。任意整理をしている間は、毎月の返済を一時的に止めることができますし、債権者からの請求や取立てを防ぐことができます。債権者との交渉は、すべて代理人である司法書士が行いますので、あなたの自宅や職場に、債権者から電話がかかってくることもありません。

任意整理をすると、借金が減ると聞いたのですが、本当ですか。

はい。あなたが払ってこられた金利が、利息制限法の制限利率(15〜20%)を超えた高金利であった場合、過去のお取引を利息制限法に基づき、計算しなおす(引き直し計算する)ことによって、借金を減らすことが可能です。(ただし、もともと金利が安く、利息制限法に違反していなかった場合には、この限りではありません。)

以前は高い金利を払っていましたが、1〜2年前に金利が下がり、
現在では18%で取引をしています。
このような場合でも、引き直し計算ができますか?

はい。引き直し計算は、取引当初にさかのぼって行います。現在の金利が18%以下でも、以前の借入れが高金利であったなら、取引当初から引き直し計算することにより、借金を減額することができます。

家族に見られたくなくて、契約書や領収書などを全部捨ててしまったのですが、引き直し計算はしてもらえますか。

もちろんです。あなたが証拠書類を保管していなくても、貸金業者から取引明細書を取り寄せて、計算することができますので、ご安心ください。

最初から18%以下の金利で取引をしていました。
引き直し計算ができないなら、任意整理する意味がないのでしょうか。

いいえ。引き直し計算による減額はできませんが、今後発生する金利を免除してもらい、無利息の分割払いにしてもらう交渉が可能です。無利息になれば、以後、元本のみを返済していけばよいので、毎月の返済額も少なくてすみます。

任意整理のモデルケース

整理前 (毎月の返済額合計 5万8千円)
  取引年数 約定残高 毎月の返済額
サラ金   A社 7年 50万 2万円
サラ金   B社 5年 50万 2.2万円
クレジット C信販
(キャッシングリボ払い)
2年 30万 1.6万円
任意整理をした結果、このように債務額が減り、返済が楽になりました。
整理後 (毎月の返済額合計 7千円)
  引き直し残高 毎月の返済額 分割返済回数
サラ金   A社 0円 0円 0回
サラ金   B社 15万円 3千円 50回
クレジット C信販 24万円 4千円 60回

注.モデルケースは、解決の一例です。
お取引には個人差がありますので、あくまでも、イメージとしてご理解ください。

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