債務整理

任意売却

任意売却とはどのような手続きですか?

住宅ローンが払えなくなった後、競売にかけられる前に、売主の意思でマイホームを売却することです。任意売却に至るまでの過程を見てみましょう。

1.住宅ローンが支払えなくなる。
通常、マイホームを購入される際、金融機関から融資を受けて住宅ローンを設定し、返済を続けるという方法をとっているでしょう。 しかし、病気やリストラ等、何らかのご事情によって、住宅ローンの返済が出来なくなったとします。

2.不動産を売却したいが、
  残債務を全額返済できないため売却が困難である。

これ以上返済を続けるのは不可能だと思い、マイホームを手放すことを考えるでしょう。しかし、上記1の融資の際、担保として抵当権を設定され登記されます。 また、税金等の滞納があれば、マイホームに差押えの登記が入っていることもあります。 マイホームを売却するには、残債務を全額返済し、登記された抵当権や差押えを解除してもらう必要があるのです。

3.このような状況になった際に利用できるのが任意売却です。
金融機関や各官庁との話し合いによって、マイホームが競売にかけられる前に売主自身の意志によって売却します。

競売との違いは何ですか?

任意売却のメリット、競売のデメリットを下記にまとめましたので参考にしてください。

任意売却のメリット
□市場価格に近い金額での売却が可能
□引越し費用が売却価格から捻出される場合が多い
□ご近所や職場に事情を知られないまま売却が可能
□完了までの期間が短い

競売のデメリット
□市場価格の7割程度での売却になる
□引越し費用はすべて持ち出し
□ご近所や職場に事情を知られる可能性あり
□完了までの期間が長い

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